Webディレクターのおどりば

1981年生まれ40代のクチコミ・体験談

WEB業界の事業会社と受託会社の違いは何でしょうか?

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異業種からWEBマーケターを希望して転職活動をはじめています。

事業会社と受託会社に違いがあると転職エージェントや周りの人にも聞いたのですが、聞いてみてもなんとなくしか理解できていません。。。

事業会社と受託会社の実際の現場にいる人からみて、具体的にどのような違いがあるでしょうか?

回答

WEB業界で10年以上働いておりまして、事業会社と受託会社の経験はちょうど5年ずつくらいあります。

あくまで個人的な感想ではありますが、参考になればと思います。

事業会社

メリット

  • 職種、部署によらず、会社全体で同じ船にのっているので、一体感、チーム感があります。
    その会社のミッション、ビジョン。提供しているサービスや市場に共感を持てる方に向いています。
    ※大企業では、大き過ぎて一体感は薄いと思います。
  • 自社サービスなので、お客様に約束している納期がないので、仕事が遅れそうな場合も社内調整で済むため、残業も少なめです。

デメリット

専門的な知識や技術が必要な大きな仕事や新しい取り組み、テクノロジーなどは外部の専門家(受託会社)に依頼する傾向があるので、自分自身が経験できる機会は少ないです。

そのため、実力が身に付きにくいです。

受託会社

メリット

様々な要件、様々な業界のお客様のご要望を叶えるため、短期間でたくさんの経験ができ、実力がつきます。

デメリット

  • お客様にお約束した納期、成果を守るため、ときには残業、休日出勤など長時間労働になりがちです。
    私が社会人として初めに勤めた会社も受託系会社でしたが、終電ギリギリ、泊まりは日常茶飯事でした。
    とはいえ、最近は日本全体が働き方改革で残業にも厳しくなったので、私の時代のようにはならないと思いますが、それでも事業会社よりは長時間労働になりがちです。
  • 社員それぞれが別々のお客様を担当しているので、会社全体で意思統一がしにくい。会社のミッション、ビジョン、バリューが浸透せず、会社全体で一体感やチーム感が薄い印象です。
    隣の席の人と話すことも、話す必要もなく、隣の席の人がどんな仕事をしているかわからないことも。

特に、将来フリーランスや起業など独立したい方にオススメするのは、どちらがよいかと聞かれれば、短期間で実力のつく受託会社への転職をオススメしています。

私自身も社会人の初めに勤めた会社は受託のWEB制作会社でしたが、そこで得た技術、体力的な限界突破もいまだに貯金になっていると思っています。