ロジカルシンキングのはじめのステップである、分けて考える、俗にいうMECE(ミッシー)に分解してみてはいかがでしょうか。
MECEに分けるとは、重複せず、抜け漏れなく物事を分解することです。
例えば、
「売り上げを上げるにはどうしたらよいか?」
という漠然としたお題があったときに、どのようにMECEに分けたらよいか?
- AとNOT Aで分ける
- 国内 と 海外
- 新規 と リピーター
- 大手企業向け と 中小企業向け
- 数式で分ける
- 社員数 × 1人あたりの売上
- 事業A + 事業B + 事業C
- 市場規模 × シェア
- プロセスで分ける
訪問>商談>見積もり>成約 - フレームワークで分ける
- 3C(顧客、競合、自社)
- 4P(商品、価格、販売チャネル、販売促進活動)AIDMA
- 認知、興味、欲求、動機、購入
上記のようなMECEの分け方のテンプレ、引き出しを持っておくと、とても便利です。
MECEに分けることができるようになれば、他人のアイデアに乗っかって、話を広げ、抜け漏れなく議論することができ、他の参加者も納得感のあるMTGになるでしょう。
例えば、誰かが「夏」に関するアイデアを挙げているならば、
↓
これは「季節」について話しているのだな
↓
それならば、私も「春」「秋」「冬」についてはアイデアを出そう
と、アイデアを広げていくわけです。
私が実際のWEBの現場でよく使うMECEの分け方は、3C(自社の強み、競合の状況・自社が劣っているところ、お客様が良いと思っていること・悪いと思っているところ)です。
よくあるのが、運営側の独りよがり。自社の強み、やりたいことばかり挙げて、お客様の視点、競合の視点が抜けていることです。
どんなに運営者側がよいと思っていても、それがお客様にとって必要なければ使われないし、その施策が競合に負けていては自社のものは使ってくれません。
それ以外にもWEBの現場では下記のような切り口で分けることも多いので、参考になればと思います。